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国別フットプリント・バイオキャパシティ勘定

(NFA; National Footprint and Biocapacity Accounts)

世界各国のエコロジカル・フットプリントとバイオキャパシティのデータは、「国別フットプリント・バイオキャパシティ勘定」(NFA)で提供されます。

NFAは、各国の自然資源の利用とその国の 資源生産量を算出したものです。、現在、200以上の国と地域のデータを、1961年以降から経年でまとめています。自然資源利用については、各国ごとに約15,000項目を分析しています。

NFAデータの管理は、カナダのヨーク大学とグローバル・フットプリント・ネットワークによって2019年に設立されたフットプリントデータ財団が行っています。

NFAは、国連食糧農業機関(FAO)、国連商品貿易統計データベース(UN Comtrade)、国連統計部(UNSD) 、国際エネルギー機関(IEA)など、国連やその関連機関が提供するデータを使用します。これらを補完するため、査読付き科学ジャーナルの研究論文や国際情報なども使用しています。

国別フットプリントおよびバイオキャパシティ会計簿の計算は、食糧農業機関(FAO)、国連商品貿易統計データベース(UN Comtrade)、国連統計部(UNSD)、国際エネルギー機関(IEA)が発行したものなど、国連やその関連機関が提供するデータに基づいています。また、査読付き科学雑誌の研究やテーマ別の情報収集なども補足情報として使用しています。人口100万人以上の150か国を含む、国、領土、地域がこの“会計簿”の分析対象となっており、信頼性の高いデータを使用しています。

ほとんどの調査対象国のエコロジカルフットプリントとバイオキャパシティの両方の時系列データが提供されています。

運用基準: Ecological Footprint Standards 2009

エコロジカル・フットプリントが一貫性をもって利用されることを目的として、「エコロジカル・フットプリント基準2009」(Ecological Footprint Standards 2009)で運用の基準を定めています。

「エコロジカル・フットプリント基準」は、使用するデータ、変換係数の算出、調査範囲の設定、調査結果の公開などの運用基準を設定することで、正確で透明性のある方法で評価が実施され、普及されることを狙いとしています。

この基準の作成にあたっては、学術機関、政府、NGO、コンサルティング会社の代表者からなる基準委員会が協議し、策定されています。

なお、基準作成の手順や考え方については、ISEAL(信頼できるサステナビリティ基準団体の連合)が定めた、倫理的な基準設定の手順に従って実施されています。

エコロジカル・フットプリントの質と整合性を高めるため、すべての人々が最新の「エコロジカル・フットプリント基準」を遵守するよう求めます。