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2022年6月27日(月)、AGC株式会社の社内セミナー:「エコロジカル・フットプリント開発の経緯とビジネスへの応用」にて、EFJ会長の和田喜彦(同志社大学経済学部教授)、同理事の伊波克典(グローバル・フットプリント・ネットワーク研究員)がオンライン講演をおこないました。

本講演は、AGCグループのCNA活動(Cross-divisional Network Activity:部門横断的ネットワーク活動)の一環として実施。エコロジカル・フットプリントが、企業価値の再構築(リブランディング)をエンパワーするツールとなり得るのかを検討する場となりました。

講演の前半部分では和田が、エコロジカル・フットプリント誕生と開発の経緯をたどりつつ、『生物多様性の経済学:ダスグプタレビュー』(2021年)に象徴されるように、エコロジカル・フットプリントの概念が世界的に再認識されつつある背景を説明。後半部分では伊波から、日本におけるエコロジカル・フットプリント分析の活用事例や、近年注目を集めているナッジを効かせた「デザイン的アプローチ」をエコロジカル・フットプリント削減へ応用する可能性について紹介しました。

エコロジカル・フットプリント指標が開発されてから30年。その間、サスティナビリティ(持続可能性)に対する人々の捉え方は大きく変化しています。EFJは今後も、多くの関係者と対話を重ね、具体的な解決策を共に考えていくために務めてまいります。

[関連情報]

AGC株式会社ホームページ「サステナビリティ」