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2022年のアースオーバーシュートデー「累積する生物学的赤字」

By 7月 11, 20237月 25th, 2023アースオーバーシュートデー

2022年の「アースオーバーシュートデー」は7月28日

-累積する生態学的赤字-

エコロジカル・フットプリント・ジャパン(EFJ)は、グローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)と協力して、「アース・オーバーシュート・デー」を推進しています。

累積するオーバーシュートの影響

上記グラフが示すように、今年のアースオーバーシュートデーは、これまでで最も早い到来となっています。これは世界が過去最大の赤字に陥ったことを意味します。しかし、それ以上に問題なのが、世界が1970年代初頭に生態系のオーバーシュートに突入してから50年以上、生態学的赤字が累積していることです。

2020年.アースオーバーシュートデーは例外的に24日間遅らせることができました。パンデミックにより資源使用量が減少したためです。しかし、パンデミックのときでさえも、年間の生態系赤字は累積し続けていました。

50年以上にわたるオーバーシュートの蓄積は、自然資本への負荷を強め、その結果、耕作地の生産性の低下、漁場資源の枯渇、森林伐採による生物多様性の損失、地球温暖化などの問題につながっています。

日本の生活は世界平均よりも大きくオーバーシュートしています。もし、世界の人々が日本と同じ暮らしをしたら、地球が2.9個必要になります。(詳細はこちら

国別のアースオーバーシュートデー

では、日本の暮らしは、どのくらい地球の資源を「使い過ぎ」ているのでしょうか。グローバル・フットプリント・ネットワークでは、国別のオーバーシュートデーも計測。それによると、2022年の日本のオーバーシュートデーは5月6日となります。もし世界の人々が日本の暮らしをしたら、その日に自然資源を使い切ってしまいます。

126

5月6日-世界の人々が日本の暮らしをしたら、元旦から126日目に自然資源を使い切り、あとの239日間は、将来の地球から前借りする状態です。


参考資料

メディア掲載

海外

アースオーバーシュートデー公式サイト「メディア ハイライト 2022」 に、海外メディアの記事がまとめられています。